為替レートの見方

テレビや新聞などで、為替レートの変動が報道されるときは、「円高」「円安」というように、円を中心に語られます。

これは、「円高」と言われれば、外貨に対して円の価値が強くなっている事ですし、「円安」なら、外貨に対して円が弱い状況であることが、すぐにイメージできるからです。

しかし、外貨を運用する場合、円だけを中心にして為替レートを見てしまうと、そこから得られる情報がやや偏ってしまうので注意が必要です。

例えば、「円、連日の高値更新」という発表があると、ドル円レートを思い浮かべる方がほとんどだと思いますし、実際、それが正解でしょう。

しかし、「円が高値を更新した」のは対ドルだけで、同時期に対ユーロでは円は殆ど変らないという事もあります。


せめて3つの通貨ぺアを同時にチェックしよう

それは、ドル・ユーロ・円の通貨ペアです。

例えば
ドル安相場の場合 
 ドル円は  1ドル100円   ⇒ 95円
 ユーロ円は 1ユーロ108円  ⇒ 108円
 ユーロドル 1ユーロ1.35ドル ⇒ 1.44ドル
円安相場の場合
 ドル円は  1ドル95円    ⇒ 100円
 ユーロ円は 1ユーロ101円   ⇒ 108円 
 ユーロドル 1ユーロ1.35ドル ⇒ 1.35ドル
ユーロ安相場の場合
 ドル円は  1ドル100円    ⇒ 100円
 ユーロ円は 1ユーロ108円   ⇒ 102円 
 ユーロドル 1ユーロ1.35ドル ⇒ 1.27ドル
の様な相場であった時には、この期間で起きた事は、、ドル安相場であったと言えます。

3つの通貨ペアが、「ドル安」 「円安」 「ユーロ安」 となるときの相互の動きは上のようになります。

これを見ると、たとえば 「ドル安」 の場合には、ドル円、ユーロドルは動くものの、ドルとは関係がないユーロ円は動かないことがわかります。

このように、対円だけでなく、対ドル相場も合わせて見ることによって、通貨の強弱の全体像がより鮮明に見えるようになります。

ちなみに、日本人の場合は円を中心に為替レートを見てしまいがちですが、世界的なマーケットの基準では、ドルが基軸通貨であり、ユーロが第二の取引量を誇る主要通貨ということもあって、ドルやユーロを軸に為替相場を語るのが一般的です。
T R A C K B A C K
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